オリジナルパーツ

基本パーツ - ラグ -

ドラム(太鼓)にとってはシェルとフープ&ヘッドができるだけ干渉しない構造がひとつの理想です。
和太鼓の締太鼓等のように、シェルとヘッドの接点がエッジだけという構造こそ完成形です。

ところがドラムの場合はトップとボトムのヘッドやチューニングが異なります。締太鼓のように両面を同時に締める構造はチューニングの自由を奪う事にもなります。
そのためシェルにラグを付ける必要があります。

middlecentre instrumentsは、極力シェルとフープ&ヘッドを干渉させないラグを設計し、各モデルに採用しています。

モダンラグ - modern rag -

構造

モダンラグはラグがシェルに固定されていません。シェルをラグのシャフトが貫通している構造です。
シェルへの固定物がほとんどなく、シェルの鳴りを極力邪魔しません。

ラグはフープを引っ張る方向だけになり、押す方向はフリーとなります。
これにより、シェルとフープ&ヘッドの干渉が減ります。
特にリムショットは押す方向に力が伝わるので、ボルト留めするタイプの一般的なラグより響きます。

素材

ラグ本体にはアルミ合金(ジュラルミン)、ブラスを、シャフトにはスチール、アルミ合金、ブラス、ステンレススチールを採用しています。
アルミ合金のラグは収まりの良い音になり、ブラスは響く音になります。
シャフトはシェル材の硬度や重さに合わせています。
柔:スチール = アルミ合金 < ブラス < ステンレス:硬

ワイヤーラグ - wire rag -

構造

「シェルに重いラグを固定してしまうと、シェル本来の鳴りを邪魔してしまうのではないか?」
との疑問から、middlecentre instrumentsではワイヤーでラグを宙に浮かせる「ワイヤーラグ」を設計しました。

アウターラグを吊っているワイヤーは、シェル裏側のインナーラグで固定されています。インナーラグによってワイヤーの長さを調整できます。
シェルのラグ穴を補強している真鍮・アルミ・銅パイプは、インナーラグをシェルから浮かす役目も担っています。

素材

アウターラグ

ジュラルミン(A2017)、真鍮を採用しています。
ジュラルミンは収まりが良く、真鍮は明るく響く傾向です。
シェルやモデルのキャラクターによってどちらを採用するか判断しています。

ワイヤー

基本はビニルコーティングされたステンレスワイヤーを採用しています。

インナーラグ

アルミ合金(ジュラルミン)もしくは真鍮を採用しています。
アウターラグと傾向は同じですが、多くのモデルではシェル鳴りを邪魔せず軽いジュラルミン製です。

スネアへの非採用

ワイヤーラグはチューニング時にラグが回ってしまうため、ラグを抑えるスパナが必要です。
頻繁にチューニングを変更するスネアには向いていないと考え、2014年以降はスネアへの採用はしない予定です。
※特注の場合は除きます

スネア用パーツ

モダンストレイナー
- modern strainer -

構造

シェルの響きを邪魔しないように設計した、シェルへの設置面積が小さい小型・軽量のストレイナーです。
剛性・弾性共に優れた削り出しです。

複雑で重くなるメカニカルなパーツは使わず、代わりにワイヤーを使ってシンプルに構成しています。

素材

アルミ合金(ジュラルミン)、ブラスの2種類です。
シェル材の重さや音のキャラクターによって採用する素材を変えています。

スネア・タム・キック用パーツ

多層ブロック ウッドフープ

構造

多層ブロック構造のウッドフープです。
曲げ木のウッドフープに比べると弾性で劣りますが、剛性は上回ります。
ダイキャストフープに近い特性を持っていて、従来のウッドフープとは全く異なるフープです。

素材

スネアは硬い樫を中心に、タム類はシェルと同じ材も用います。バスドラムはシェルと同じ材です。

デザイン

シェルと同様の多角形デザインを採用しています。
外周は和紙貼りが基本なので、様々な色のバリエーションが可能です。

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